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本誌は、2015年より継続開催している
森林社会学研究会連続講座
「森から人へ 人から森へ」
特別回「森をめぐる経済のこれから」(2018年5月実施)
講演記録です。
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-----<構成>------------------------------------------------------
○はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・2P
○森をめぐる経済のこれから ・・・・・・5~25P
ー 内山 節 (哲学者、森づくりフォーラム代表理事)
○「林業」とはどんな営みか
~木の価値、山の価値を高める~ ・・・26~51P
ー 赤堀楠雄(林材ライター)
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『森はひとつだけの考え方では
とらえきれない存在である。
所有者の森でありながら、
その森は多様な社会的役割を果たし、
しかも森はすべての人のものだという
一面ももっている。
そもそも自然の領分を人間が
分割所有しているのだから、
所有権だけでは割り切れない
課題が生じるのである。
そしてだからこそ多様な主体が
森と関わり、
多様な森の価値を高めながら
所有者たちをも支えていくことが
必要になる。
この展開の中に
「森づくりフォーラム」がある。』
内山 節